このブログはキッチンカーを始めたい方、キッチンカー(移動販売)を始めたけどなかなか売上が伸び悩んでいる方に実際に今もキッチンカーをやっていて実績があるオーナーが有益な情報を発信していくブログです。
キッチンカーの準備ができたらいよいよ本格的に出店の準備をします。
商品の販売価格を細かく決めていきましょう。
売れるキッチンカーの作り方は?
と、順番に解説していきます。
① 商材選びの大切さ
② キッチンカーを購入する際の注意点
③ 営業許可書の取り方
④ 販売商品の値段の決め方
⑤ 店舗外観の重要性
販売商品の値段を決める
出店に向けて販売する商品の値段を決めましょう。出店する場所にもよりますが、基本的には金額を固定するのが一般的です。
キッチンカーはイベントや人が集まる所に出店することが多いので販売金額も比較的高めに設定されています。
値段設定は高くしたほうがいい!?
最初は売れるか不安になり値段を低めに設定しがちですが、値段設定に迷ったら必ず高めの値段をつけておきましょう。値段設定が高い商品の値段を下げるのは簡単ですが、低い値段設定の場合、後から金額を上げるのはなかなか難しいです。
売れないキッチンカーがよくやりがちな失敗
売れないキッチンカーが通常よりも値段を低く設定して商品を販売し、一時的に少し売り上げが上がることもありますが、金額を下げたことで売れても意味がありません。
一時的にお得感で売れているだけで、金額を下げて購入したお客さんは次も金額を下げないと買ってくれません。さらに、値段設定が低いと売り上げが上がっても利益が残らないので本末転倒です。
また、全部のイベントではありませんが「●●円以下の商品販売は禁止」などのイベントもあります。販売値段が低すぎると商品の品質も悪くなりますし、その参加イベントの質も下げてしまいます。
キッチンカーを長く続けていくためには、値段を下げて勝負するよりも商品のクオリティーを上げることに力を入れましょう。商品のクオリティーを上げれば値段が高くても売れます。
キッチンカーでやってはいけないこと
商品の味やサービスでお店のブランド力を上げて行くのがキッチンカーを成功させ長く続けられる一番の秘訣です。
以外と知られていませんが、キッチンカーではやってはいけない暗黙のルールがあります。
・大きな声で呼び込みをする行為
・半額セールなど価格を下げて販売する行為
・隣のキッチンカーへの迷惑行為
たまにお祭りなどで終了間際に商品が余った業者が呼び込みをしたり半額で売っていることもありますが、キッチンカーでは絶対にやらないでください。
値段を下げたり半額で売ったりする行為は他の一生懸命キッチンカーをやってる仲間に迷惑です。一生懸命こだわりを持って営業しているキッチンカーの横で呼び込みをしたり、半額で売ったりすることはキッチンカー業界の質を下げる行為ですし自分のお店の質を下げることになります。
その場は多少売り上げが上げれるかもしれませんが、長い目で見るとかなりマイナスです。
キッチンカー業界はキッチンカーの仲間が集まって初めてイベントなどで親しまれるキッチンカーとなります。
「自分だけが売れればいい」という考えを持っていると周りのキッチンカーから嫌われます。キッチンカー業界は仲間意識の高い業界ですし、基本的にイベントなどで一緒になるキッチンカーは頻繁に一緒に仕事をする仲間です。
キッチンカー仲間ができると仕事の紹介をいただけることが多いです。良いイベントなどは出店募集を行わずキッチンカー仲間からの紹介でしか出店できないイベントも多いです。
自分中心の考えで営業をしていると周りから一切声がかからなくなりますし、キッチンカー業界は狭いのですぐに話が伝わり、出店場所を探すのが難しくなります。
イベントで売り上げを上げることも大事ですが、他のキッチンカーと一緒に仕事をしていることをしっかりと考えて営業するようにしましょう。
キッチンカーの値段設定の相場は?
値段設定はたこ焼きや唐揚げで最低でも500円以上、ホットドッグやハンバーガー、ステーキなんかは1,000円を超える商品もキッチンカーでは珍しくありません。
「たこ焼き500円」と聞くと少し高く感じるかもしれませんが、キッチンカー店主のこだわりの1品をその場で調理し、できたてを食べれることができます。
味に自信のあるキッチンカーが多いので食べれば納得のいく金額設定です。
また、大きなイベントや出店料が高額な出店場所の場合、その日だけ商品の販売金額を上げることもあります。出店料が1日10万円を超える出店場所もありますので、商品の販売金額をあげないと赤字になる可能性もあるからです。
キッチンカーの利益率は?
キッチンカーの利益率は
商品代-原価=粗利益
粗利益-出店料-人件費-交通費=純利益
です。店舗営業の場合はある程度経費が計算しやすいですが、キッチンカーは出店する場所の出店料は場所によって全然違います。
また、交通費も近場ならかかりませんが、出店場所が遠方の場合はガソリン代と高速代が別途必要になります。さらに移動時間もかかりますので最初のうちは近場で出店場所を探した方が交通費が抑えることができ、利益も残りやすいです。
販売商品の原価を知る
自分の販売商品の原価計算は必ずやってください。商品が1個売れるといくら儲るかをしっかり知っておきましょう。
たまに自分が販売している商品の原価を知らないキッチンカーがいます。原価を知らないと利益計算もできず、自分が儲かっているか儲かっていないかがわかりません。
細かく知らなくてもいいですが、原価をしっかりと知っていた方が経営状況の把握ができ営業計画も立てやすいです。
まとめ
販売商品の値段設定は自分が考えるより高めに設定しましょう。値段設定に悩んだらとりあえずは同じ商材のキッチンカーと合わせるのが無難です。やってく上で適正な値段設定が分かってくるようになります。
安い値段設定で始めると最初は多少売り上げが上げれるかもしれませんが、利益も残らず続けていくことが困難になって失敗する原因になります。
金額を高めに設定し、質の高い商品を提供することで自分のお店のブランディングができ、どこのイベントに行っても行列ができるキッチンカーになります。
商品の値段設定ができたら次は店舗外観やタペストリー制作です。
【キッチンカーの始め方⑤】店舗外観|看板|タペストリー|ポップの重要性