キッチンカー開業

キッチンカーの原価率を30%に抑える計算方法【Excel配布】

更新 2026.04.27

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※本記事の数値は2026年4月時点で、飛笑朗(個人事業主・たこ焼き専業)の実運用ベースです。仕入価格は地域や時期で変動します。

「飲食店の原価率は30%が黄金比」——よく聞く言葉です。でもキッチンカーは店舗飲食と固定費構造がまったく違うので、同じ30%でも意味が変わります。この記事では、岐阜県でたこ焼きキッチンカー「飛笑朗(ぴえろ)」を運営する私が、実際に使っているキッチンカー 原価率の計算方法と、Excelテンプレートの使い方を公開します。飲食店 原価率 計算で迷っている方の助けになれば嬉しいです。

1. キッチンカーで原価率30%を狙う本当の理由

店舗飲食との固定費の違い

実店舗の飲食は家賃・人件費・水光熱費が固定費の大半を占めますが、キッチンカーは「出店料」と「ガソリン・プロパン代」が変動費としてのしかかります。1日の出店料が5,000〜30,000円と幅があるので、原価率だけ見ても利益は読めません。

イベント出店料・ガソリン代を含めた実質利益の考え方

実際に飛笑朗で計算するとき、私は「1出店あたり粗利益」を必ず出します。式はシンプルです。

1出店あたり粗利益 = 売上 −(原価+出店料+ガソリン代+プロパン代)

原価率30%でも、出店料が高すぎると赤字になる出店は普通にあります。キッチンカー 利益は、原価率と出店コストをセットで考えるのがコツです。

2. 原価計算の基本:「1食あたり」を分解する

主原料/副原料/調味料/包材の4分類

飛笑朗の原価計算では、1食を必ず4つに分解します。

分類例(たこ焼き8個入の場合)
主原料タコ
副原料小麦粉、卵、キャベツ、天かす、紅生姜、だし
調味料ソース、マヨネーズ
包材舟皿、爪楊枝、おしぼり、レジ袋

この4分類に分けると、「どこを下げれば利益が出るか」が一目で分かるので、原価改善の打ち手が選びやすくなります。

ロス率と歩留まりの計上ルール

仕入れた量がそのまま売れることはまずありません。飛笑朗ではロス率を以下のルールで計上しています。

  • タコ:歩留まり90%(解凍ドリップ+カット端の損失)
  • 小麦粉:歩留まり95%
  • キャベツ:歩留まり80%(外葉・芯の廃棄)

原価表に「ロス込み」で入れておかないと、月末に「思ったより利益が出てない」と必ずなります。

3. 飛笑朗のたこ焼き原価表【実数値公開】

8個入600円のたこ焼きの内訳

飛笑朗の主力商品「極たこ焼8個入600円」の原価表をそのまま公開します。

項目1食あたり原価備考
タコ(約30g)約95円ロス込み
小麦粉・卵・だし約25円
キャベツ・天かす・紅生姜約15円
ソース・マヨ約20円
舟皿・爪楊枝・袋約25円
合計約180円
原価率30.0%600円販売時

タコのサイズ変更で原価率が3%動いた話

実際に飛笑朗を立ち上げて1年目、原料高騰でタコの仕入れが上がりました。タコのカットサイズを2g小さくするだけで原価率が30%→27%に下がりましたが、お客様から「具が小さくなった」とすぐ気づかれたので、結局元に戻しました。

代わりに、仕入先を月1で見直す運用に切り替えてからは、原価率を30%前後で安定させながら、具のボリュームは維持できています。誠実なものづくりは、お客様より先に自分でハードルを下げないことだと痛感した瞬間でした。

4. たこ焼き専業の固定費・変動費もセットで管理する

たこ焼きは1品で勝負する分、原価率以外の数字を握れているかが利益を左右します。飛笑朗で月次管理している項目はこちらです。

  • 出店料(イベントごとに記録)
  • 燃料費(ガソリン+プロパン)
  • 駐車場・車両保険・PL保険
  • 容器・包材の在庫減耗
  • 仕込み時間(自分の時給換算)

特に仕込み時間の時給換算は、見落としがちですが大事です。「8時間仕込んで4時間販売、売上3万円」と「2時間仕込みで6時間販売、売上3万円」では、後者の方が圧倒的に利益が高い計算になります。

5. 配布用Excelテンプレートの使い方

ダウンロード方法と入力箇所

飛笑朗で実際に使っている原価計算Excelテンプレートを、お問い合わせフォーム経由でお渡ししています。シート構成はシンプルです。

  1. 仕入単価シート:原材料ごとの単価とロス率を入力
  2. メニューシート:1食あたり使用量を入力すると自動で原価計算
  3. 月次集計シート:日次売上を打ち込むと月の粗利益が自動計算

入力は黄色セルだけ。それ以外は数式が組まれているので触らないでください。

メニューを増やすときのコピー手順

メニューシートの行をコピペして、商品名と使用量を入れ替えるだけで新メニューの原価計算ができます。トッピングや限定メニューの試算が3分で終わるので、新商品を出すか迷ったときに重宝します。

6. 原価率を下げる5つの実践テクニック

仕入先の二重化と相見積もり

タコ・小麦粉・ソースなど主要原料は必ず2社以上から見積もりを取り、四半期ごとに比較。1社依存だと値上げ要請を断れません。

副原料の共通化でロスを潰す

キャベツや天かすは「メイン以外でも使える設計」にして、ロスを別商品で吸収します。

季節仕入れと冷凍活用

タコは漁の時期に多めに仕入れて急速冷凍。年間を通して仕入価格を平準化できます。

容器・包材のまとめ買い

舟皿・割り箸は1ケース単位でまとめ買いすると単価が15〜20%下がります。

月1の数字レビューを習慣化

毎月1日に前月の原価率と粗利益を見直し。数字を見る習慣が利益を生みます

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7. 【まとめ】数字を毎月見る習慣が利益を生む

キッチンカー 原価率は、計算式そのものより「毎月数字を見る習慣」を作れるかで結果が変わります。飛笑朗も最初の半年は感覚で売っていましたが、Excel管理に切り替えてから粗利益が月3万円改善しました。地域とのつながりを大切にしながらも、足元の数字をしっかり握ることが、長く続けるための土台です。

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