こんにちは、極たこ焼「ぴえろ」の店主です。
キッチンカーを始めようと思ったとき、「結局なにを揃えればいいの?」が最大の疑問だと思います。
ネットで調べても情報がバラバラで、しかも保健所の営業許可に必要な設備と実際の調理に使う道具がごちゃ混ぜになっている記事が多い。
この記事では、その2つを明確に分けて、現役キッチンカーオーナーの目線でリスト化しました。最後にたこ焼きキッチンカーの具体的な設備例もお見せします。
【必須】保健所の営業許可に必要な設備
まず最優先で揃えるべきは、保健所の営業許可を取るために必要な設備です。これがないと、そもそも営業ができません。
※自治体によって基準が異なるため、必ず出店予定地域の保健所に事前確認してください。
1. シンク(2槽以上)
手洗い用と器具洗浄用で最低2槽必要です。自治体によっては3槽求められることも。サイズにも規定があるため、保健所で確認してから購入しましょう。
2. 給水タンク・排水タンク
車内で使う水を貯めるタンクと、使用済みの水を溜めるタンク。容量は提供する品目数や調理工程によって法令で決まっています。一般的には40L〜200L程度。
3. 換気設備(換気扇)
調理時の煙や蒸気を排出するための換気扇。多くの保健所で設置が義務付けられています。
4. 運転席との仕切り
運転席と調理スペースの間に物理的な仕切りが必要です。衛生管理上の要件です。
5. 収納棚(扉付き)
食材や器具をホコリ・虫から守るために、扉付きの収納が必要。オープンラックはNGです。
6. 冷蔵設備
生鮮食品を扱う場合は冷蔵庫が必須。業務用の小型冷蔵庫が一般的です。
【実用】調理・営業に必要な設備
営業許可とは別に、実際に営業するために必要な設備がこちら。
電源まわり
発電機(約3万〜15万円):照明・冷蔵庫・電気調理器具の電源に。
ポータブル電源(大容量)(約5万〜20万円):発電機の代替。静音で住宅街でも使えます。最近は性能が上がっており、出店場所を選ばないメリットがあります。
冷蔵・保温
業務用小型冷蔵庫(約5万〜15万円):食材の保冷。作業台兼用タイプが省スペース。
クーラーボックス(約3,000〜15,000円):仕込み済み食材の運搬・保冷に。
調理器具(共通)
- ガスコンロ(業務用)+LPガスボンベ
- まな板・包丁セット
- ステンレスバット・ボウル
- 計量カップ・はかり
- 使い捨て手袋・消毒液
容器・消耗品
- フードパック・舟皿
- 割り箸・フォーク・ピック
- 紙ナプキン
- ソース容器・マヨネーズボトル
- ゴミ袋(大量)
【実例】たこ焼きキッチンカー「ぴえろ」の設備
参考までに、ぴえろで実際に使っている主な設備をご紹介します。
たこ焼き専用設備
- 特注たこ焼き鉄板(業務用ガス式)——通常より高火力に対応した特注品。ぴえろの「ふわとろ」の要。
- たこ焼きピック(千枚通し)——ステンレス製の業務用。
- 油引き——綿タイプ。穴ごとにまんべんなく油を塗るために必須。
- 粉つぎ(じょうご型)——生地を穴に流し込む道具。スピード提供の要。
- ガスコンロ+LPガス——業務用の強火力バーナー。
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営業用の便利グッズ
- メニューボード(A型看板)——お客さまの目を引く看板は売上に直結。
- LEDテープライト——夜間の出店で車両を目立たせるために。
- キャッシュレス決済端末——QRコード決済対応でお客さまの層が変わります。
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設備にかかる費用の目安
車両本体を除いた設備・道具だけの費用目安はこちら。
| カテゴリ | 費用目安 |
|---|---|
| 保健所必須設備(シンク・タンク等) | 約10万〜30万円 |
| 電源設備(発電機 or ポータブル電源) | 約3万〜20万円 |
| 冷蔵設備 | 約5万〜15万円 |
| 調理器具・消耗品 | 約5万〜15万円 |
| 看板・装飾 | 約1万〜5万円 |
| 合計目安 | 約25万〜85万円 |
もちろん、中古を活用したり必要最低限に絞ることで、もっと抑えることも可能です。最初は必要最小限でスタートして、営業しながら買い足すのが賢い方法です。
まとめ:まずはチェックリストを作ろう
設備選びで失敗しないコツは、保健所への事前相談を最優先にすることです。
- 出店予定地域の保健所に相談→必要な設備基準を確認
- メニューを決める→必要な調理器具が確定する
- 車両の改造業者と相談→シンクやタンクの配置を決定
- 調理器具・消耗品を購入→Amazon・楽天で一括購入が便利
この順番を守れば、無駄な買い物を防げます。
キッチンカー開業について詳しく知りたい方は、キッチンカー開業ノウハウのページもあわせてご覧ください。開業のご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。



