こんにちは、極たこ焼「ぴえろ」の店主です。
キッチンカーを始めようと思ったとき、「結局なにを揃えればいいの?」が最大の疑問だと思います。
ネットで調べても情報がバラバラで、しかも保健所の営業許可に必要な設備と実際の調理に使う道具がごちゃ混ぜになっている記事が多い。
この記事では、その2つを明確に分けて、現役キッチンカーオーナーの目線でリスト化しました。最後にたこ焼きキッチンカーの具体的な設備例もお見せします。
【必須】保健所の営業許可に必要な設備
まず最優先で揃えるべきは、保健所の営業許可を取るために必要な設備です。これがないと、そもそも営業ができません。
※自治体によって基準が異なるため、必ず出店予定地域の保健所に事前確認してください。
1. シンク(2槽以上)
手洗い用と器具洗浄用で最低2槽必要です。自治体によっては3槽求められることも。サイズにも規定があるため、保健所で確認してから購入しましょう。
🔧 2槽シンク(最小構成)
保健所基準を満たす最小構成。省スペース重視のキッチンカー向け。
🔧 3槽シンク(厳格自治体向け)
地域によっては3槽必須。保健所と事前確認のうえ購入を。
2. 給水タンク・排水タンク
車内で使う水を貯めるタンクと、使用済みの水を溜めるタンク。容量は提供する品目数や調理工程によって法令で決まっています。一般的には40L〜200L程度。
💧 給水タンク(ポリタンク)
飲用水の貯水用。コック付き・遮光タイプが衛生的でおすすめ。容量は提供品目に応じて選定。
3. 換気設備(換気扇)
調理時の煙や蒸気を排出するための換気扇。多くの保健所で設置が義務付けられています。
🌀 業務用換気扇(プロペラ式)
調理煙・蒸気を強力に排出。油汚れに強い防爆タイプを選ぶと長持ち。
4. 運転席との仕切り
運転席と調理スペースの間に物理的な仕切りが必要です。衛生管理上の要件です。
5. 収納棚(扉付き)
食材や器具をホコリ・虫から守るために、扉付きの収納が必要。オープンラックはNGです。
6. 冷蔵設備
生鮮食品を扱う場合は冷蔵庫が必須。業務用の小型冷蔵庫が一般的です。
🧊 ホシザキ コールドテーブル冷蔵庫 RT-120MTCJ
国内シェアNo.1ホシザキの業務用テーブル型冷蔵庫。キッチンカーの作業台兼冷蔵庫として定番。耐久性と省エネ性が高くプロの現場で愛用。
🧊 業務用コールドテーブル各種
メーカー各種(フクシマ・大和冷機・パナソニック等)から選定可。サイズ・扉枚数・電源仕様をキッチンカーに合わせて。
【実用】調理・営業に必要な設備

営業許可とは別に、実際に営業するために必要な設備がこちら。
電源まわり
発電機(約3万〜15万円):照明・冷蔵庫・電気調理器具の電源に。
⚡ インバーター発電機(静音タイプ)
住宅街・イベント会場でも使える静音タイプ。ホンダ・ヤマハ・工進が定番。2.0〜2.8kVAが多く選ばれる。
ポータブル電源(大容量)(約5万〜20万円):発電機の代替。静音で住宅街でも使えます。最近は性能が上がっており、出店場所を選ばないメリットがあります。
🔋 ポータブル電源 大容量(EcoFlow・Jackery)
発電機の代替として人気。完全無音で深夜イベントや屋内でも使える。2000Wh以上推奨。
冷蔵・保温
業務用小型冷蔵庫(約5万〜15万円):食材の保冷。作業台兼用タイプが省スペース。
クーラーボックス(約3,000〜15,000円):仕込み済み食材の運搬・保冷に。
🧊 クーラーボックス(大容量・業務用)
仕込み済み食材の運搬・保冷に。長時間保冷タイプならイベント当日も安心。
🍲 保温ジャー・スープウォーマー(業務用)
調理済みのスープ・カレー・おでんを安定した温度で提供。電気式で常時保温。
🔥 業務用ガスコンロ(都市ガス/LP対応)
鍋・中華鍋・焼き物用。LP対応・2〜3口が定番。リンナイ・パロマ・タニコーが実績あり。
🔥 カセットコンロ(屋外向け・風防タイプ)
風が強い日でも火が消えにくい、おすすめのカセットコンロ。屋外イベントの予備熱源にも。
容器・消耗品
- フードパック・舟皿
- 割り箸・フォーク・ピック
- 紙ナプキン
- ソース容器・マヨネーズボトル
- ゴミ袋(大量)
→ Amazon「たこ焼き舟皿 業務用」を見る
→ 楽天で探す
【実例】たこ焼きキッチンカー「ぴえろ」の設備

参考までに、ぴえろで実際に使っている主な設備をご紹介します。
たこ焼き専用設備
- 特注たこ焼き鉄板(業務用ガス式)——通常より高火力に対応した特注品。ぴえろの「ふわとろ」の要。
- たこ焼きピック(千枚通し)——ステンレス製の業務用。
- 油引き——綿タイプ。穴ごとにまんべんなく油を塗るために必須。
- 粉つぎ(じょうご型)——生地を穴に流し込む道具。スピード提供の要。
- ガスコンロ+LPガス——業務用の強火力バーナー。
営業用の便利グッズ
- メニューボード(A型看板)——お客さまの目を引く看板は売上に直結。
- LEDテープライト——夜間の出店で車両を目立たせるために。
- キャッシュレス決済端末——QRコード決済対応でお客さまの層が変わります。
設備にかかる費用の目安
車両本体を除いた設備・道具だけの費用目安はこちら。
| カテゴリ | 費用目安 |
|---|---|
| 保健所必須設備(シンク・タンク等) | 約10万〜30万円 |
| 電源設備(発電機 or ポータブル電源) | 約3万〜20万円 |
| 冷蔵設備 | 約5万〜15万円 |
| 調理器具・消耗品 | 約5万〜15万円 |
| 看板・装飾 | 約1万〜5万円 |
| 合計目安 | 約25万〜85万円 |
項目別おすすめ商品リンク【ぴえろ推奨】
上の表の各アイテムで、現役キッチンカーオーナーのぴえろが実際に調達先として使っているAmazon・楽天の検索リンクをまとめました。まずは一通りチェックしてから価格比較するのがおすすめです。
ポータブル電源・発電機
延長コード・電源タップ
メイン調理器具(たこ焼き器)
包丁・まな板セット
フライパン・鍋
保冷ボックス・クーラーボックス
テント・タープ
折りたたみテーブル
看板・タペストリー・のぼり
キャッシュレス端末(Square)
使い捨て容器・袋・割り箸
手洗い用タンク・給水タンク
スマートフォン・モバイルルーター
もちろん、中古を活用したり必要最低限に絞ることで、もっと抑えることも可能です。最初は必要最小限でスタートして、営業しながら買い足すのが賢い方法です。
まとめ:まずはチェックリストを作ろう
設備選びで失敗しないコツは、保健所への事前相談を最優先にすることです。
- 出店予定地域の保健所に相談→必要な設備基準を確認
- メニューを決める→必要な調理器具が確定する
- 車両の改造業者と相談→シンクやタンクの配置を決定
- 調理器具・消耗品を購入→Amazon・楽天で一括購入が便利
この順番を守れば、無駄な買い物を防げます。
キッチンカー開業について詳しく知りたい方は、キッチンカー開業ノウハウのページもあわせてご覧ください。開業のご相談はお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
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