キッチンカー開業

キッチンカーの営業許可の取り方【保健所・開業届・黒ナンバー登録まで全手順解説】

まいどー!現役キッチンカーオーナーのぴえろです🤡

キッチンカーを開業するには、いくつかの許可・届出が必要です。「何が必要なの?」「どんな順番で手続きすればいい?」という疑問を持つ方は多いです。

ぴえろ自身が実際に経験した手続きの流れをもとに、キッチンカー開業に必要な営業許可・届出の全手順をわかりやすく解説します。

この記事でわかること:

  • キッチンカー開業に必要な許可・届出の一覧
  • 飲食店営業許可の取り方(保健所への申請手順)
  • 保健所検査でチェックされるポイント
  • 開業届・税務署への手続き
  • 黒ナンバー登録の方法

キッチンカー開業に必要な許可・届出【一覧表】

手続き申請先必要度費用目安
飲食店営業許可保健所★★★ 必須1〜2万円程度
食品衛生責任者資格食品衛生協会(講習受講)★★★ 必須約1万円
開業届税務署★★★ 必須(個人事業主として)無料
軽自動車事業用登録(黒ナンバー)軽自動車検査協会★★★ 必須1,500円程度
事業用自動車保険切り替え各保険会社★★★ 必須年5〜15万円程度
火災共済・賠償責任保険各保険会社・協会★★☆ 強く推奨年3,000〜1万円

①【最重要】飲食店営業許可の取り方

キッチンカーで食品を販売するには飲食店営業許可が必須です。保健所への申請・検査・許可証の交付という流れで進みます。

申請の流れ

  1. 事前相談(車両完成前に保健所へ相談)
    → キッチンカーの設備基準は都道府県・保健所によって異なります。車両を改造する前に必ず管轄の保健所に相談しましょう
  2. 食品衛生責任者資格の取得
    → 1日の講習(約6時間)を受けるだけで取得できます。費用は約1万円
  3. 車両の設備を基準に合わせる
    → 手洗い設備・給水タンク・廃水タンク・調理設備などの基準をクリアする必要あり
  4. 営業許可申請書の提出
    → 管轄保健所に申請書・手数料・図面等を提出
  5. 保健所の検査
    → 担当者が実際に車両を確認
  6. 営業許可証の交付
    → 検査合格後、数日〜1週間程度で発行

保健所の検査でチェックされるポイント

チェック項目基準の目安
手洗い設備専用の手洗い器・給水タンク(20L以上が多い)・廃水タンクが必要
給水・廃水タンク使用水量の2倍以上の容量が必要な場合も(保健所によって異なる)
調理台・作業台ステンレス製が基本。木製はNG
食品の保管冷蔵・冷凍設備の温度管理
廃棄物の処理ゴミ袋・廃棄容器の用意
防虫・防塵窓・換気口にネットなど

⚠️ 重要:営業許可は出店エリアごとに必要

飲食店営業許可は都道府県単位で発行されます。複数の都道府県で出店する場合は、それぞれの保健所での許可取得が必要です。同じ都道府県内であれば1枚の許可証で対応できることが多いですが、必ず管轄保健所に確認してください。

② 食品衛生責任者資格の取得

飲食店を営業するには、施設ごとに食品衛生責任者を1名置く必要があります。キッチンカーの場合もオーナー自身が取得するのが一般的です。

取得方法

  • 📚 講習受講:各都道府県の食品衛生協会が主催する1日講習(約6時間)を受けるだけ
  • 💴 費用:約10,000円(都道府県によって異なる)
  • 更新:一度取得すれば全国で有効・更新不要

すでに調理師免許・栄養士免許・製菓衛生師などを持っている方は講習免除で申請できます。

③ 開業届(税務署への届出)

個人事業主としてキッチンカーを始める場合、開業から1ヶ月以内に税務署へ開業届を提出する必要があります。

開業届と一緒に出すべき書類

  • 📄 開業届(個人事業の開業・廃業等届出書):税務署に無料で提出
  • 📄 青色申告承認申請書:開業日から2ヶ月以内に提出。65万円の青色申告特別控除を受けるために必須

💡 青色申告のメリット

  • 最大65万円の特別控除(課税所得を65万円減らせる)
  • 赤字を翌年以降3年間繰り越せる
  • 家族への給与を経費にできる(青色事業専従者給与)

開業初年度から青色申告を選択することを強くおすすめします。

確定申告・帳簿はクラウド会計ソフトで

開業届を出したら、開業初日から帳簿をつけ始めることが重要です。後からまとめて入力しようとすると膨大な手間がかかります。

💡 ぴえろ一言:freeeで開業届も作成できます。そのままfreee会計で帳簿もつければ確定申告まで一気通貫。開業初日から使い始めることをおすすめします👇

freee会計 / マネーフォワード クラウド|開業届作成・帳簿管理

開業届の作成から日常の帳簿管理・確定申告まで対応。レシート撮影で自動記帳。青色申告書類も自動作成。

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④ 黒ナンバー登録(軽自動車の事業用登録)

キッチンカーに使う軽自動車は黒ナンバー(事業用軽貨物)として登録する必要があります。

黒ナンバー登録の手順

  1. 軽自動車検査協会に「貨物軽自動車運送事業経営届出書」を提出
  2. 届出書を提出すると事業用ナンバープレート(黒ナンバー)が発行される
  3. 黒ナンバーへの付け替えは当日できる(費用:約1,500円)

黒ナンバーにしたら保険の切り替えを忘れずに

黒ナンバーにすると一般の自動車保険では対応できなくなります。事業用の自動車保険への切り替えが必要です。

⚠️ ぴえろ注意点:黒ナンバー登録と同日に保険切り替えの手続きを行いましょう。無保険期間を作らないことが重要です👇

黒ナンバーの自動車保険|事業用車両の保険

黒ナンバー登録と同時に事業用保険への切り替えを。キッチンカー用途に対応した保険を比較しよう。

黒ナンバーの自動車保険
黒ナンバーの自動車保険


⑤ 車両の用意:購入・カーリースの選択

キッチンカー用の車両は一括購入のほか、カーリースで初期費用を抑える方法があります。開業時のキャッシュフローに合わせて選びましょう。

💡 ぴえろ体験談:開業時は車両費の一括調達が難しかったためカーリースを活用。月々の固定費として管理できるのでキャッシュフローがラクになりました👇

SOMPOで乗ーる/リースナブル/エンキロ|キッチンカー用カーリース

月々定額で車両を調達。初期費用を抑えてキッチンカーを始めたい方に。複数プランから選べる。

SOMPOで乗ーる
リースナブル
エンキロ



開業前チェックリスト【まとめ】

チェック手続きタイミング
食品衛生責任者資格の取得開業の2〜3ヶ月前
保健所に事前相談(車両設備の確認)車両改造前
車両の手配(購入・リース・DIY)開業の1〜3ヶ月前
飲食店営業許可の申請・取得車両完成後・開業前
税務署に開業届・青色申告承認申請書の提出開業日から1〜2ヶ月以内
黒ナンバー登録(軽自動車検査協会)開業前
事業用自動車保険への切り替え黒ナンバー登録と同日
クラウド会計ソフトの設定開業初日

許可・届出の準備と並行して、開業費用の資金調達も計画しておきましょう。補助金・融資の活用についてはキッチンカー開業の補助金・融資完全ガイドをご覧ください。

開業費用の内訳についてはキッチンカー開業費用の内訳と最低限必要な資金もあわせてご覧ください。

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