キッチンカー「飛笑朗(ぴえろ)」として独立した1年目のリアルな売上推移と、途中で直面したつまずき、年後半の見直しポイントを全公開します。これから開業する方の「1年目はこんなもん」という現実感の参考になれば幸いです。
1. 月次売上の推移(1年目)
| 月 | 売上 | 主なトピック |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 14万円 | 出店場所迷走、赤字 |
| 2ヶ月目 | 21万円 | 常連場所2ヶ所確保 |
| 3ヶ月目 | 28万円 | 地域イベント初参加 |
| 4ヶ月目 | 32万円 | 夏祭り連戦、原価高騰 |
| 5ヶ月目 | 45万円 | お盆商戦ピーク |
| 6ヶ月目 | 22万円 | 9月の急落を経験 |
| 7ヶ月目 | 26万円 | 秋イベント開拓 |
| 8ヶ月目 | 30万円 | B2B(法人向け)依頼を初受注 |
| 9ヶ月目 | 38万円 | キャッシュレス導入 |
| 10ヶ月目 | 42万円 | 忘年会シーズン突入 |
| 11ヶ月目 | 48万円 | 年末ピーク |
| 12ヶ月目 | 25万円 | 1月の閑散期 |
| 合計 | 約371万円 | 月平均 約31万円 |
2. 1年目で経験した3つの壁
壁①:6ヶ月目の急落(22万円に落ち込み)
夏の稼ぎで「いける!」と手応えを掴んだ直後、9月に入るとお祭りが一気になくなり売上が半減。その時点で気づいたのは「イベント依存は不安定」ということ。そこから定期出店先(マンション・病院の駐車場)を確保する方針に切り替えました。
壁②:原価管理のミス
4ヶ月目の7月、連日の夏祭りで粉・ネギ・マヨネーズが底をつく日が続き、近所のスーパーで小売り価格で調達。その結果、原価率が40%を超え利益がほぼ消えました。この経験から業務用卸との契約を結び直しました。
壁③:税金・会計のスタートダッシュ遅れ
開業届は出していましたが、帳簿をつけ始めたのは3ヶ月目から。初期の売上・経費が抜けて、確定申告時に苦労しました。今から開業する方は、freee開業から会計まで一気通貫で使うのが絶対おすすめ。
💡 会計ソフトは初日から:freee会計なら開業届作成から確定申告まで一気通貫。僕も1年目の後半から導入して救われました。
3. 1年目の収支まとめ
| 売上合計 | 3,710,000円 |
| 材料費(30%) | ▲1,113,000円 |
| 車両維持費(ガソリン・保険・駐車) | ▲480,000円 |
| 出店料・イベント出店費 | ▲290,000円 |
| 消耗品・容器 | ▲180,000円 |
| 営業利益(税引前) | 約1,647,000円 |
1年目は車両購入費(180万円)の減価償却を差し引くと、実質手取りは80万円ほど。これが「1年目は食えない」と言われる現実です。でも2年目以降は車両費が減るので一気に楽になるのも事実。
4. 2年目に向けて見直したこと
- 出店ポートフォリオの再設計:イベント5:定期出店3:B2B2 の比率に
- 原価管理の徹底:業務用卸と年間契約、在庫表で±10%管理
- 会計ソフト導入:開業日から使えばよかった唯一の後悔
- 保険の見直し:1年目は最低限、2年目から事業所得保障を追加
⚠️ 1年目は運転資金が命:開業時の自己資金だけでは間違いなく途中で苦しくなります。創業融資や補助金は早めに検討を。
💡 営業日以外の売上をつくる
1年目を乗り越えたら、店舗外の売上チャネルが2年目の安定度を大きく変えます。冷凍便販売・グッズ展開・予約販売など、ネットショップを併用するオーナーは多数。STORESは初期費用無料で2分で開設、本格機能も無料プランから使えます。
