キッチンカー開業

キッチンカー開業1年目の売上リアル|月次推移・3つの壁・2年目への見直し

更新 2026.07.06

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キッチンカー「飛笑朗(ぴえろ)」として独立した1年目のリアルな売上推移と、途中で直面したつまずき、年後半の見直しポイントを全公開します。これから開業する方の「1年目はこんなもん」という現実感の参考になれば幸いです。

1. 月次売上の推移(1年目)

売上主なトピック
1ヶ月目14万円出店場所迷走、赤字
2ヶ月目21万円常連場所2ヶ所確保
3ヶ月目28万円地域イベント初参加
4ヶ月目32万円夏祭り連戦、原価高騰
5ヶ月目45万円お盆商戦ピーク
6ヶ月目22万円9月の急落を経験
7ヶ月目26万円秋イベント開拓
8ヶ月目30万円B2B(法人向け)依頼を初受注
9ヶ月目38万円キャッシュレス導入
10ヶ月目42万円忘年会シーズン突入
11ヶ月目48万円年末ピーク
12ヶ月目25万円1月の閑散期
合計約371万円月平均 約31万円

2. 1年目で経験した3つの壁

壁①:6ヶ月目の急落(22万円に落ち込み)

夏の稼ぎで「いける!」と手応えを掴んだ直後、9月に入るとお祭りが一気になくなり売上が半減。その時点で気づいたのは「イベント依存は不安定」ということ。そこから定期出店先(マンション・病院の駐車場)を確保する方針に切り替えました。

壁②:原価管理のミス

4ヶ月目の7月、連日の夏祭りで粉・ネギ・マヨネーズが底をつく日が続き、近所のスーパーで小売り価格で調達。その結果、原価率が40%を超え利益がほぼ消えました。この経験から業務用卸との契約を結び直しました。

壁③:税金・会計のスタートダッシュ遅れ

開業届は出していましたが、帳簿をつけ始めたのは3ヶ月目から。初期の売上・経費が抜けて、確定申告時に苦労しました。今から開業する方は、freee開業から会計まで一気通貫で使うのが絶対おすすめ。

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3. 1年目の収支まとめ

売上合計3,710,000円
材料費(30%)▲1,113,000円
車両維持費(ガソリン・保険・駐車)▲480,000円
出店料・イベント出店費▲290,000円
消耗品・容器▲180,000円
営業利益(税引前)約1,647,000円

1年目は車両購入費(180万円)の減価償却を差し引くと、実質手取りは80万円ほど。これが「1年目は食えない」と言われる現実です。でも2年目以降は車両費が減るので一気に楽になるのも事実。

1年目の売上を安定させる3つの実践ポイント

振り返って「これを最初からやっていれば月次のガタつきは半分で済んだ」と思うことを3つに絞りました。

  • ①平日の定期出店を軸にする:イベントは当たれば大きいですが水物です。週2〜3日の定期出店で「最低ラインの月20万円」を先に固めると、精神的にも資金的にも一気に楽になります。
  • ②月間目標は営業20日換算で立てる:雨天中止や体調不良は必ず起きます。25日営業前提の計画は初月で崩壊するので、20日で成り立つ売上計画にしておくのが現実的です。
  • ③新規より再訪率を追う:僕の定期出店先では、売上の6割近くが顔を覚えたお客さんです。「先週も来たよ」と言われたら一言添える。この積み重ねが閑散期の底を支えてくれます。

1年目のよくある質問

Q1. 1年目から生活できますか?
独身で固定費が軽ければ可能ですが、家族がいる方は生活費6ヶ月分を残して開業するのを強くおすすめします。月ごとの手取りイメージや年収の実態はキッチンカーの収入のリアルで詳しく公開しています。

Q2. 何ヶ月赤字が続いたら見直すべきですか?
僕の目安は3ヶ月です。3ヶ月連続で赤字なら出店場所と原価率をゼロベースで見直し、6ヶ月改善しなければ商材やメニュー構成そのものを疑ってください。場所を変えただけで売上が倍になるのは、この業界では珍しくありません。

数字の管理も難しく考えなくて大丈夫です。僕は「日別の売上・出店場所・天気」の3つだけを1年目からメモしていました。この記録が2年目に「どの場所のどの曜日が強いか」を判断する最強のデータになります。

4. 2年目に向けて見直したこと

  • 出店ポートフォリオの再設計:イベント5:定期出店3:B2B2 の比率に
  • 原価管理の徹底:業務用卸と年間契約、在庫表で±10%管理
  • 会計ソフト導入:開業日から使えばよかった唯一の後悔
  • 保険の見直し:1年目は最低限、2年目から事業所得保障を追加

⚠️ 1年目は運転資金が命:開業時の自己資金だけでは間違いなく途中で苦しくなります。創業融資や補助金は早めに検討を。

💡 営業日以外の売上をつくる

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