こんにちは、岐阜でキッチンカー「飛笑朗(ぴえろ)」をやっている、ぴえろのだいちです。たこ焼き屋歴は12年(2014年〜)、キッチンカーを始めて8年(2018年〜)、いまは1.5トントラックで東海3県を回っています。調理師免許も持っていて、日々の様子はInstagram(@piero.gifu)にも上げています。
キッチンカーのランチで「何を売るか」を迷っている人に、僕がいつもおすすめするのがごはんものです。丼・カレー・弁当は、原価が読みやすくてお腹もしっかり満たせる。ランチ帯の主力にしやすい商材です。
この記事では、その3タイプを単価・原価率・回転率という数字の目線で横断的に比べて、自分の現場に合うものを選べるようにまとめました。それぞれの詳しい作り方や機材は、既存の記事にもリンクしていきます。
- キッチンカーのランチで「ごはんもの」が強い理由
- 丼・カレー・弁当を単価・原価率・回転率で比較した早見表
- 各タイプの強みと、始めるときの注意点
- ごはんもの共通で必要になる機材・道具
キッチンカーのランチは「ごはんもの」が強い理由
ランチ帯のお客さんは「しっかり食べたい」「1食で満足したい」人が多いです。ここで軽いものよりごはんものが刺さります。理由は大きく3つあります。
- 単価を上げやすい——ごはん+主菜で700〜1,000円の値付けが自然に通ります
- 満足感が高い——お腹いっぱいになるので「また食べたい」につながりやすい
- リピートを取りやすい——オフィス街や工場前など、平日ランチの常連が付きやすい
とくにオフィス街や現場飯の需要があるロケーションでは、ごはんものの安定感は抜群です。米の仕入れや保存のコツは、こちらの記事に土台としてまとめています。
丼・カレー・弁当をタイプで比較
同じ「ごはんもの」でも、丼・カレー・弁当で性格がけっこう違います。単価・原価率・回転率・向いてる客層を早見表にしました。数字はあくまで目安です。
| 商材 | 単価目安 | 原価率目安 | 回転率 | 向いてる客層 |
|---|---|---|---|---|
| 丼 | 700〜1,000円 | 30〜35% | 高い(提供が速い) | オフィス街・イベント |
| カレー | 600〜900円 | 25〜30% | とても高い(よそうだけ) | ファミリー・現場飯 |
| 弁当 | 600〜1,000円 | 30〜40% | 非常に高い(事前仕込み) | 予約・法人・工場前 |
ざっくり言うと、回転で稼ぐならカレーや弁当、単価と見栄えで稼ぐなら丼という整理になります。以下でそれぞれの強みと注意点を見ていきます。
丼|見た目のインパクトと単価の高さが武器
丼は、ごはんの上に主菜をのせるだけで見た目のインパクトが出せて、単価も上げやすいのが強みです。ローストビーフ丼や牛カルビ丼のような「映える主菜」を選べば、写真集客にもつながります。
主菜の仕入れ値でブレやすいので、原価率は必ず計算しておくこと。あと、テイクアウトで時間が経ってもベチャつきにくい盛り付け(タレは別添えなど)を工夫すると、味の評価が安定します。
丼そのものの回転率・原価・必要機材はこちらの記事で深掘りしています。
👉 キッチンカーで丼は儲かる?回転率・原価・必要機材はこちら
カレー|原価率が低くて回転が速い王道
カレーは大鍋で仕込んでおいて、よそうだけなので回転が非常に速いです。原価率も低めに抑えやすく、利益を作りやすい王道商材。ファミリー層や現場飯の需要にも強いです。
「どこにでもある味」だと埋もれます。スパイス感やトッピング(チーズ・カツ・野菜)で差別化して、単価アップとリピートの両方を狙いましょう。夏場の保存温度管理にも注意です。
弁当|事前仕込みと予約で回転を最大化
弁当は事前に仕込んで詰めておけるので、ピーク時の提供が一瞬。法人予約や工場前など、まとまった数をさばく現場と相性がいいです。回転率は3タイプで最も高くできます。
容器代・おかずの品数で原価率が上がりやすいので、詰める中身の設計が肝。冷めても美味しいおかず選びと、食中毒対策(夏場の温度管理・保冷)は特に丁寧にやりましょう。
どのタイプでも、値付けは原価から逆算するのが失敗しないコツです。値段の決め方はこちらにまとめています。
共通で必要になる機材・道具
丼・カレー・弁当のどれをやるにしても、ごはんを大量に炊いて温かくキープする道具とテイクアウト容器は共通で必要になります。ここを整えておくと、どのタイプに転んでも対応できます。
まず、朝炊いたごはんをランチのピークまで美味しく保つ業務用の保温ジャー。炊飯と保温を分けておけば、忙しい時間帯もごはん切れが起きません。
次に、丼・カレー・弁当のいずれでも消耗するテイクアウト容器。汁もれしにくい丼容器や、仕切り付きの弁当容器を、メニューに合わせて選びます。まとめ買いで1個あたりの原価を下げましょう。
大量のごはんを安定して炊くなら、業務用のガス炊飯器があると圧倒的にラクです。火力が強くて短時間で炊けるので、仕込みの回転が上がります。使い方やお米の量り方は別記事にまとめています。
まとめ:ごはんものは「数字」で選ぶと外さない
- ランチはごはんものが単価・満足感・リピートで強い
- 丼は見た目と単価、カレーは原価率と回転、弁当は事前仕込みで回転を最大化
- 選ぶときは単価・原価率・回転率・客層を早見表で比べる
- 共通で保温ジャー・テイクアウト容器・ガス炊飯器を揃えておく
- 値付けは原価から逆算して外さない
それぞれの商材の深掘りは、こちらの記事もあわせてどうぞ。
👉 キッチンカーで丼は儲かる?回転率・原価・必要機材はこちら
ごはんものは、原価が読みやすくてお客さんの満足度も高い、キッチンカーの心強い主力です。自分の現場に合うタイプを見つける参考になればうれしいです。
