まいどー!現役キッチンカーオーナーのぴえろです🤡
先に結論からお伝えします。愛知県でキッチンカーの営業許可を取るには、営業する施設(車両)を管轄する保健所に申請します。ここで大事なのは、愛知県は「県の保健所」と「市の保健所」が分かれていること。名古屋市・豊橋市・岡崎市・一宮市・豊田市は独自の保健所を持っているため、どこを拠点に営業するかで申請先が変わります。
僕(飛笑朗)は愛知・岐阜・三重すべての営業許可を実際に取得して、2018年から東海3県でキッチンカーを営業しています。僕は以前、別の県の保健所で「不備で出直し」になった苦い経験があり、その反省から生まれた電話確認チェックリスト方式で臨んだ申請は一発合格でした。この記事では、申請窓口・必要書類の基本に加えて、そのやり方も具体的にお話しします。
この記事でわかること:
- 愛知県の営業許可はどこの保健所が窓口か(県と市の使い分け)
- 申請の流れと標準処理期間(公式ページで確認済み)
- 必要書類のリスト
- 一発合格するための「電話確認チェックリスト」の作り方(僕の実体験)
なお、保健所申請の流れそのもの(全国共通の基本)は親記事のキッチンカーの営業許可の取り方|保健所申請の流れと必要書類で詳しく解説しています。この記事は「愛知県ならでは」の部分に絞ってお届けします。
愛知県の営業許可の仕組み|管轄はどこ?
愛知県の食品営業許可は、許可を受ける施設の所在地を管轄する保健所に申請します。愛知県の場合、管轄は大きく2系統に分かれます。
- 愛知県の保健所:上記5市以外の地域を管轄(案内は愛知県 生活衛生課のページに集約されています)
- 市の独自保健所:名古屋市(各保健センター)・豊橋市・岡崎市・一宮市・豊田市
申請先の早見表
| 車両の保管場所・営業拠点 | 申請先 |
|---|---|
| 名古屋市 | 名古屋市の各保健センター |
| 豊橋市・岡崎市・一宮市・豊田市 | それぞれの市の保健所 |
| 上記以外の愛知県内 | 愛知県の管轄保健所(生活衛生課のページから確認) |
※キッチンカーは「施設=車両」なので、どの保健所が管轄になるかの考え方(保管場所か、主な営業地か)も含めて、最初の電話で確認するのが確実です。
キッチンカー(自動車営業)については、愛知県は「自動車による営業並びに露店営業、臨時営業及び短期営業に関する取扱要領」という専用ルールを設けています。細かい基準はこの要領と管轄保健所の案内に従うことになるので、車両を作り込む前の事前相談が特に重要です。
名古屋のイベントに出たい人が最初に確認すべきこと
愛知でキッチンカーをやる魅力は、なんといっても名古屋圏のイベントの多さです。ただし前述のとおり名古屋市は別管轄。「せっかく愛知県の許可を取ったのに、狙っていた会場が名古屋市内で出店できない」となったら悲しすぎます。
だからこそ、申請前に「自分が出たいイベント・出店場所はどの管轄か」を先にリストアップしてから、保健所に管轄の扱いを確認するのがおすすめです。イベント主催者への申込時には営業許可証のコピー提出を求められるのが通例なので、どの許可証で申し込めるかは死活問題です。
申請の流れ|愛知県で特有のポイント
流れは全国共通の5ステップ(事前相談 → 書類準備 → 申請 → 実車検査 → 交付)ですが、愛知県で押さえておきたいのは次の点です。
標準処理期間は「新規10日」
愛知県の公式ページでは、営業許可の標準処理期間が新規申請で10日(継続申請は21日)と示されています。ただしこれは「申請を受理してから」の目安です。事前相談・書類準備・車両設備の手直しの期間は含まれないので、出店予定から逆算して1〜2ヶ月以上前には動き始めましょう。
手数料は「愛知県収入証紙」で納付
愛知県は手数料を収入証紙で納める方式です。金額は業種・管轄によって異なり、公式ページでは手数料一覧で案内されているため、具体額は申請先の管轄保健所で確認してください(このブログで不確かな金額を書くのは避けます)。
逆算スケジュールの目安
標準処理期間10日を組み込むと、こんな逆算になります。
- 営業開始2ヶ月前:管轄保健所に電話で事前相談(メニュー・車両設備・必要書類を確認)。食品衛生責任者の講習が未受講なら予約
- 1.5ヶ月前:図面作成・設備準備・収入証紙の購入場所を確認
- 1ヶ月前:申請書提出+実車検査
- 2〜3週間前:処理期間(新規10日)+予備日。交付されたら許可証を車両に掲示
- 営業開始!
必要書類と手数料
愛知県公式ページに記載されている必要書類は次のとおりです(2026年7月時点で確認)。
愛知県の申請に必要なもの:
- 食品営業許可申請書
- 施設(車両)の図面
- 食品衛生責任者の資格を証明するもの(該当する場合)
- 登記事項証明書(法人の場合・提示のみ)
- 手数料分の愛知県収入証紙
様式のダウンロードや最新の案内は、愛知県の公式ページ(食品営業許可について|愛知県)から確認できます。名古屋市など5市で申請する場合は、それぞれの市の公式サイトで様式を確認してください。
※水質検査の書類は、水道水を使う限り不要です。僕はどの県の申請でも求められませんでした。
許可の見通しが立ったら、開業届や帳簿の準備も並行して進めておくと開業がスムーズです。
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【体験談】「電話確認チェックリスト」で一発合格した話
実は僕、別の県の保健所で一度「不備で出直し」を経験しています。片道1時間以上かけてキッチンカーで乗りつけて、検査に通らず、そのまま帰宅——。この失敗談の詳細は三重版の記事に書きましたが、敗因はハッキリしていて、「前の管轄と同じ基準だろう」という思い込みでした。
管轄が変われば基準も運用も変わります。同じ東海エリアでも、チェックされるポイントは保健所ごとに違いました。特に愛知は前述のとおり県と5市で管轄が分かれているので、「愛知はこう」という一般論すら通用しない場面があります。
チェックリストの作り方
その反省から、新しい管轄に申請するときは「電話で確認した項目のチェックリスト」を作って、検査当日はそれを片手に自分で事前セルフチェックをしてから臨むようにしました。このやり方にしてからの申請は一発合格です。

チェックリストといっても大げさなものではなく、電話相談のときに聞いた項目をメモアプリに箇条書きしただけのものです。ポイントは「電話で聞いたその保健所の言葉のまま書いておく」こと。ネット記事の一般論ではなく、申請先の保健所が実際に見ると言った項目だけを潰していくのが、いちばん確実で速いです。
ちなみに僕が岐阜市で取ったときは、シンク2槽・給水80L/排水80Lタンク・冷蔵冷凍庫の温度計・蓋付きゴミ箱・営業口の網戸あたりを見られましたが、これはあくまで岐阜市での実体験。愛知の基準は必ず管轄保健所で確認してください。設備まわりの一般的な考え方は親記事の営業許可の取り方(保健所申請の流れ)にまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. 愛知県の許可で名古屋市内でも営業できますか?
A. 名古屋市は独自の保健所(各保健センター)を持つ別管轄です。名古屋市内での営業を考えている場合は、管轄の扱いがどうなるかを申請前に保健所へ確認してください。管轄関係は制度変更されることもあります。
Q. 岐阜県や三重県の許可で愛知県内で営業できますか?
A. できません。営業許可は都道府県(および独自保健所を持つ市)ごとに必要です。逆に愛知の許可でも岐阜・三重では営業できないので、東海3県で回るなら3県分の許可が必要です(岐阜版・三重版の記事もどうぞ)。
Q. 申請から許可取得まで何日かかりますか?
A. 愛知県の標準処理期間は新規申請で10日です。ただし事前相談〜車両準備の期間は別なので、トータルでは1〜2ヶ月以上を見込んでください。
Q. 手数料はいくらですか?
A. 業種・管轄によって異なります。愛知県の公式ページの手数料一覧、または申請先の管轄保健所で最新額を確認してください(愛知県収入証紙で納付します)。
Q. 営業許可のほかに必要な手続きはありますか?
A. あります。税務署への開業届、自動車保険の「業務使用」への切替、PL保険の検討などが代表的です。全体像はキッチンカー開業に必要な手続き一覧にまとめています。
まとめ|愛知は「管轄の確認」が9割
・標準処理期間は新規10日。ただし準備期間込みで1〜2ヶ月は見る
・手数料は愛知県収入証紙。具体額は管轄保健所で確認
・他管轄の許可持ちでも「初めてのつもり」で電話確認(サボった僕は別の県で出直しになりました)
制度の最終確認は、必ず管轄の保健所と愛知県公式ページで行ってください。
あわせて読みたい
→ キッチンカーの営業許可の取り方|保健所申請の流れと必要書類(営業許可の全体の流れはこちら)
→ キッチンカー開業に必要な手続き一覧【開業届・保険・許可の全体像】
→ キッチンカーの保険完全ガイド|必要な6種類と費用目安(許可とセットで検討したいPL保険)
